どうも、なおすけ競馬部です。
この記事では、1月9日月曜日に中山競馬場で開催されるGⅢのフェアリーSについて、過去のデータや現在の予想を紹介します。
フェアリーSとは
フェアリーSの概要
1984年に創設された、中山競馬場の芝1600mで行われる牝馬限定のGⅢです。クイーンCと同様に桜花賞のトライアルへ向けた3歳牝馬クラシック路線となっています。
コース内容
中山芝1600ⅿは外回りコースを使用されるため、1コーナーのポケットから出て、おむすび型のコースを1周します。2コーナーをスムーズに回って、向こう正面で良い位置を取るためには内枠が有利となります。中山コースは2コーナー手前で高さが最高点になるため、スタート直後は上り坂になります。2コーナーでの最高点から3コーナーの中間まで一気に駆け下りるため、ハイペースになりやすいです。ゴール前には急坂があるため、バッタリ止まる馬もいますが、逃げ・先行馬の前残りが大いに期待できるコースです。差しが届くには、直線で好位につけられ急坂を克服した瞬発力があることが大事です。
過去のデータ
人気
1番人気【1 2 0 7】連対率30%、2番人気【1 0 1 8】連対率10%、3番人気【4 0 1 5】連対率40%、4番人気【0 1 1 8】連対率10%、5番人気【1 1 2 6】連対率20%、6-9番人気【0 4 5 31】連対率10%、10番人気以下【3 2 0 65】連対率7%
好走馬の約半数は6番人気から出ており、人気馬の信頼度は高くありません。オッズを気にせず気になる馬を選んだ方が良いと思います。
所属
関東馬【10 8 9 104】連対率14%、関西馬【0 2 1 26】連対率7%であり、所属別では関東馬が全10勝を占めており、関東馬中心に考えるで良いでしょう。
脚質
脚質別にみると逃げ【4 0 1 8】連対率31%、先行【0 4 3 30】連対率11%、差し【6 5 4 45】連対率18%、追込【0 0 2 46】連対率0%、まくり【0 1 0 1】連対率50%であり、逃げ馬の好走が目立ちます。
キャリア
1戦【2 1 5 20】連対率11%、2戦【5 2 0 36】連対率16%、3戦【1 4 0 29】連対率15%、4戦【0 2 4 17】連対率9%、5戦以上【2 1 1 28】連対率9%
キャリア別にみると、キャリア1戦、2戦とキャリアの浅い馬が好走の約半数を占めており、経験は浅くても問題はなさそうです。
前走
前走着順でみると、1着【6 4 8 55】連対率14%、2着【0 2 1 4】連対率29%、3着【1 1 0 8】連対率20%、4着【0 1 0 8】連対率11%、5着【0 0 0 6】連対率0%、6-9着【2 1 1 23】連対率11%、10着以下【1 1 0 26】連対率7%となっており、半数以上が前走好走した馬ですが、掲示板外となった馬も3勝しており巻き返しもあります。
前走クラスでみると、GⅠ【0 0 1 11】連対率0%、GⅡ・GⅢ【2 0 0 12】連対率14%、OP特別【0 0 0 7】連対率0%、1勝クラス【3 7 1 49】連対率17%、新馬【2 1 5 20】連対率11%、未勝利【3 2 3 29】連対率14%、地方競馬【0 0 0 2】であり、GⅠやGⅡ、GⅢ、OP特別など上位条件でのレースを走っていた馬の成績は不振です。1勝クラスや新馬、未勝利戦を使った馬が好成績を残しています。
前走距離では、1500m以下【1 1 3 44】連対率4%、1600m【8 6 6 70】連対率16%、1700m以上【1 3 1 16】連対率19%と1600m組が8勝を挙げており、1600m組を中心に考えます。
レース間隔
中2週以下【1 0 0 25】連対率4%、中3-5週【2 4 3 45】連対率11%、中6-8週【3 4 4 32】連対率16%、中9-11週【3 1 1 22】連対率15%、中12週以上【1 1 2 6】連対率20%
レース間隔は中2週以下での出走は苦戦傾向ですが、その他は同等の成績です。
実績
過去10年の馬券に絡んだ30頭のうち重賞好走歴があった馬は1頭もいません。前走がオープンクラスだった馬の成績も悪く、実績は全く必要ありません。
血統
過去5年のレースを参考にします。3着以内の馬をみると、15頭中11頭が父サンデーサイレンス系であり、父ノーザンダンサー系は【1 0 0 7】、父キングマンボ系は【0 2 0 18】とかなりの苦戦傾向にあります。父はサンデーサイレンス系を中心に考えてよいでしょう。そのサンデーサイレンス系では、母父ミスタープロスペクター系が【1 2 1 3】、母父キングマンボ系が【1 1 0 0】と相性が良いです。母父ノーザンダンサー系は【1 0 3 11】と割引が必要です。また、父サンデーサイレンス系の場合は、父自体が有馬記念勝ち馬など冬の中山競馬場での実績を残している馬の成績が良い傾向にあります。
予想
本命
◎ ヒップホップソウル
新馬戦は中山1600mで勝利しており、同舞台は経験済み。ラスト2ハロン11秒8-11秒2の加速ラップを刻んで一気に突き抜けた点は評価でき、中山適性は高そう。母ダンスファンタジアは2011年のフェアリーステークスの勝ち馬。また父キタサンブラックも有馬記念制覇など冬の中山競馬場での実績あり。
データ的にみても、想定1番人気であるが1番人気は連対率30%とそこそこ。キャリア2戦、前走1勝クラス・1600mの馬は好成績を残している。
対抗
〇 ディナトセレーネ
2戦目に中山1600mを勝ち上がっている。前走アルテミスステークスは東京競馬場で6着に敗れたが、勝ち馬ラヴェルはその後GⅠに出走、2着馬リバティアイランドもGⅠ制覇しており、レベルの高いレースだった。その中で0.4秒差での負けは評価して良い。今回中山へのコース替わりは好材料。
データ的にみると、前走GⅡ・GⅢ組は【2 0 0 12】連対率14%とまずまずではあるが、勝利した2頭は前走6着以下からの巻き返し。アルテミスS6着からの臨戦で前記に当てはまる。想定3番人気、関東馬、キャリア3戦、レース間隔などのデータをみても申し分ない。
単穴
▲ イコノスタシス
新馬戦はリバティアイランド相手に0.7秒差の4着。2着馬クルゼイロドスルはデイリー杯5着、ジュニアC勝利と相手メンバーが強い中での4着は評価できる。前走も東京1600m17頭立てで勝利したこともプラスであり、ポテンシャルは高い。
データ的にみると、前走1600m組で勝ち上がった馬は【4 1 4 26】と好成績を残している。脚質も逃げ馬は【4 0 1 8】、前走着順やクラス、距離も上記で紹介した通り合っている。モーリス産駒もこのレースには相性が良く、ノーザンファーム生産という点もプラス。北村宏司騎手と古賀慎明というところでオッズが下がっている可能性もありチャンス。
連下
△ リックスター マイレーヌ アンタノバラード エナジーチャイム メイクスナッチ
4番手以降は荒れる傾向にあるため、広めにおさえておく。
リックスターは前走新馬戦1600mを勝っており、前走1600m組で勝ち上がった馬は【4 1 4 26】で好成績。内枠に入れたこと、前めでの競馬ができる点はプラス。マイレーヌは今まで全て逃げの競馬であり内枠に入れたことはプラス。今回もおそらく逃げの競馬をとり3着内に残りそう。ロゴタイプ産駒で中山競馬場の小回りはプラス。アンタノバラードも前走GⅡで大敗からの巻き返しが期待される。中山1600mで勝利歴があり、中山1600mの持ちタイムも今回出走馬の中では1位で注意が必要。エナジーチャイムは2番人気でルメール騎手騎乗ということで押さえておく。メイクスナッチは1600m未経験であり、どうかなという感じはするが、1200m、1400mと徐々に距離を伸ばしてきており、2連勝と勢いがある。中間はノーザンファーム天栄で調整し、距離延長に向けた仕上がりは十分か。
まとめ
コースについて
- 内枠が有利
- ハイペースになりやすい
- 逃げ・先行馬の前残りが大いに期待できる
- 差しが届くには、直線で好位につけられ急坂を克服した瞬発力があることが大事
データについて
- 好走する馬の人気はバラバラのため、オッズは気にせず気になる馬を選ぶ
- 関東馬が全10勝を占めており、関東馬中心に考える
- 逃げ馬の好走が目立つ
- キャリア1戦、2戦とキャリアの浅い馬が好走の約半数を占め、経験は浅くても問題はない
- 半数以上が前走好走した馬だが、掲示板外となった馬も3勝しており巻き返しあり
- 1勝クラスや新馬、未勝利戦を使った馬が好成績を残している
- 1600m組が8勝を挙げており、1600m組を中心に考える
- 中2週以下での出走は苦戦傾向
- 実績は全く必要ない
- 過去5年3着以内の馬をみると、15頭中11頭が父サンデーサイレンス系
- 父ノーザンダンサー系、キングマンボ系は苦戦傾向
- 母父ミスタープロスペクター系、キングマンボ系は好相性
- 母父ノーザンダンサー系は割引
予想
- 本命 ⑤ヒップホップソウル
- 対抗〇 ⑦ディナトセレーネ
- 単穴▲ ⑧イコノスタシス
- 連下△ ②リックスター ③マイレーヌ ④アンタノバラード
⑨エナジーチャイム ⑩メイクアスナッチ
まだ的中が遠いので今回こそ当たりますように。。。
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