中山金杯と同様に年明けの初開催、初重賞です。
京都金杯とは
京都金杯の概要
中山金杯とともに新年度の中央競馬の開幕を飾る重賞として施行されています。京都競馬場で開催されますが、ここ2年は京都競馬場の工事のため中京競馬場で行われ、今年も中京競馬場で開催されます。1981年以降ハンデキャップ戦となり、荒れる傾向にあるレースです。
コース内容
今年も中京競馬場の芝1600mで開催されます。1～2コーナー間の引き込み線からのスタートし、左にカーブしながら本コースに入ります。向こう正面までは緩やかな上り坂を駆け上がり、そのあとは下り坂となります。最後の直線も高低差2mの坂が待ち受けています。中山芝1600mほど外枠不利にはなっておらず、むしろ2コーナーで外からかぶされることが多く1枠が不振となっています。いい脚を長く使える馬が良い傾向となっています。
過去のデータ
過去の京都金杯の結果からデータをまとめます。
人気
1番人気【3 1 1 5】連対率40%、2番人気【0 2 1 7】連対率20%、3番人気【2 1 0 7】連対率30%、4番人気【1 1 0 8】連対率20%、5番人気【1 1 2 6】連対率20%、6-9番人気【2 2 3 33】連対率10%、10番人気以下【1 2 3 69】連対率4%
1番人気は過去10年で3勝しており、連対率40%、複勝率50%とまずまずの成績ですが
人気薄の好走も見られます。人気馬の過信は禁物といえます。
所属
関東馬【1 2 2 27】連対率9%、関西馬【9 8 8 108】連対率13%と出走数が多いながら、過去10年のうち9勝は関西馬から出ています。
年齢
4歳馬【3 2 2 34】連対率12%、5歳馬【4 3 1 25】連対率21%、6歳馬【3 2 4 37】連対率11%、7歳馬【0 2 2 27】連対率7%、8歳馬【0 1 1 4】連対率17%となっており、勝ち馬は6歳馬までとなっています。7歳馬、8歳馬は馬券にはそこそこ絡んでいるため、勝ちまではなくても押さえておく必要があります。
性別
牡馬【8 9 9 117】連対率12%、牝馬【2 0 1 15】連対率11%、騸馬【0 1 0 3】連対率25%となっており、牡馬の好走が目立ちます。牝馬も2勝していますが、どちらも5-6歳馬であり前走リゲルS5着以内からの臨戦でした。該当馬がいれば注意が必要です。
前走
前走着順でみると、1着【1 2 3 23】連対率10%、2着【0 0 2 6】連対率0%、3着【2 0 1 9】連対率17%、4着【0 0 0 11】連対率0%、5着【2 2 1 8】連対率31%、6-9着【5 3 1 28】連対率22%、10着以下【0 3 2 50】連対率6%となっており、前走好走馬よりも5着または6-9着の掲示板外に外れた馬の好成績が目立ちます。巻き返しが可能なレースであるため、前走凡走しているからといって評価を下げるまではしなくてよいでしょう。
前走クラスでみると、GⅠ【2 3 1 19】連対率20%、GⅡ【2 1 2 18】連対率13%、GⅢ【1 4 1 32】連対率13%、OP特別【5 1 5 53】連対率9%、3勝クラス【0 1 1 13】連対率7%であり、GⅠ組の連対率、複勝率が高く馬券に絡みやすいですが、勝ち馬に限るとOP特別組が過去10年のうち5勝と半数を勝っている点にも注目です。
前走距離は、1400m以下【1 1 4 28】連対率6%、1600m【6 6 5 72】連対率14%、1800m以上【3 3 1 35】連対率14%であり、同距離組または1800m以上組での好走が目立ちます。1400m以下からの延長組はやや割引です。
ハンデ
軽ハンデ馬の好走も見られますが、ハンデの重い馬がまずまず好走する傾向にあります。特に中京で開催された近2年は56キロ以上が上位を独占しています。
実績
連対馬の延べ20頭中18頭には芝1600mでの勝利歴があります。また連対馬7頭は重賞ウイナーです。重賞未勝利の場合で連対した11頭は重賞での2.3着もしくはOP特別の勝利歴があります。
血統
当舞台に合う血統について紹介します。
2020年以降の12-3月の中京開催、芝1600m、古馬3勝クラス以上に該当するレースを参考にすると、まずキングマンボ系に注目です。【3 1 4 14】で複勝率36%と安定感が目立ち、回収率も単複ともに100%を超えています。次いでサンデーサイレンス系で、特にディープインパクト系が3連対をしており、相性が良いです。さらに詳しくみていくと、母系にグレイソヴリンなど持続力を伝える血統を持つ馬が複数好走している点にも注目です。
予想
上記のデータや血統などを基に、現在の予想を本命・対抗・単穴・連下まで挙げたいと思います。
本命
⑩ マテンロウオリオン
対抗
⑤ エアロロノア
単穴
⑦ イル―シヴパンサー
連下
③ピースワンパラディ ⑥タイムトゥヘヴン ⑪エイトシャイデン ⑫シュリ ⑬オニャンコポン
まとめ
この記事では、京都金杯について過去のデータや合いそうな血統、また現在の予想を挙げさせていただきました。
いつもであれば簡単にまとめるところですが、今回は諸事情でなしですいません。
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