この記事では近3年(2019年~2021年)中山競馬場で開催された芝1200mのレース結果を基に、成績の良い種牡馬や厩舎、鞍上と成績の悪い種牡馬や厩舎、鞍上をデータで紹介します。
中山芝1200mの買うべき馬6選
中山芝1200mのレースで相性の良い種牡馬や厩舎、鞍上についてです。
3勝クラス以上はダイワメジャー産駒
近3年での重賞勝ちはなかったものの、21年スプリンターズSでレシステンシアが2着、ナックビーナスがオーシャンSを19、20年と2年連続2着と結果は残しています。また、3勝クラスやオープンでの成績は【8 5 3 18】、勝率23.5%、複勝率47.1%、単勝回収値225%、複勝回収値103%と特に回収値で良成績であることがわかります。
2勝クラス以下では【1 5 2 36】、勝率2.3%、複勝率18.2%、単勝回収値10%、複勝回収値46%と非凡な成績であり、上記の3勝クラス以上と雲泥の差であることがわかります。
2勝クラス以下はエイシンフラッシュ産駒
先ほど上級戦はダイワメジャー産駒が良成績であることは述べました。対して下級条件の場合は、エイシンフラッシュ産駒が意外と結果を残しています。トータル成績が【5 1 2 17】、勝率20%、複勝率32%、単勝回収値221%、複勝回収値166%となっており、2勝クラス以下に限ると、【5 1 2 11】、勝率26.3%、複勝率42.1%、単勝回収値291%、複勝回収値218%と抜群の成績を残しております。エイシンフラッシュ自身はダービーの勝ち馬であるため、産駒がこの距離では人気になりにくい傾向にあります。そのため、人気薄での激走に期待ができ、上記のような高い回収値になっています。
外枠のダイワメジャー産駒
上級クラスのダイワメジャー産駒は先ほど述べましたが、加えて外枠のダイワメジャー産駒も良成績を残しております。1-3枠では【2 0 1 26】、勝率6.9%、複勝率10.3%、単勝回収値16%、複勝回収値22%と絶不調です。一方で4-8枠に入ると【7 10 4 28】、勝率14.3%、複勝率42.9%、単勝回収値156%、複勝回収値100%と内枠と比べるとかなりの差がみられます。
ダイワメジャーは先行力の優れた産駒が多く、通常内枠を苦にしないが中山芝1200mでは全く当てはまらないのが特徴です。
C.ルメール×非ノーザン
中山芝1200mで最も好成績を残していたのはやはりこの人。C.ルメール騎手です。GⅠのスプリンターズでは19年のタワーオブロンドン、20年のグランアレグリアで連覇を達成。21年はレシステンシアで2着となっています。C.ルメール騎手を買えば間違いはないのですが、よりC.ルメールで儲けるためには生産者で比較することが重要です。ノーザンファーム生産馬が【3 2 0 7】、勝率25%、複勝率41.7%、単勝回収値55%、複勝回収値70%、非ノーザンファーム生産馬は【6 1 4 7】、勝率33.3%、複勝率61.1%、単勝回収値123%、複勝回収値96%であり、非ノーザンファーム生産馬の方が見てわかるよう、より良い成績を残しています。
尾関知人厩舎の距離短縮ローテ
近3年での尾関知人厩舎の成績は、トータル【4 2 4 7】、勝率23.5%、複勝率58.8%、単勝回収値218%、複勝回収値215%という圧巻の成績を残しています。特に前走から距離短縮で使ってきたときは【2 1 2 1】、単勝回収値543%、複勝回収値330%であり、かなりの回収値を誇っています。距離短縮ローテで使ってきた尾関厩舎の馬がいた場合は要注意である。
西村真幸厩舎の遠征馬
関西の西村真幸厩舎ですが、【4 1 1 7】、勝率30.8%、複勝率46.2%、単勝回収値1193%、複勝回収値285%であり、4勝中3勝が10番人気以下という人気薄での激走でした。西村厩舎の馬が遠征してきた場合は、要注意です。
中山芝1200mの避けるべき馬3選
次に相性の悪い種牡馬や厩舎、鞍上についてです。
ヨハネスブルグ産駒、リアルインパクト産駒、ショウナンカンプ産駒
まずヨハネスブルグ産駒ですが、近3年中山芝1200mのトータル成績は【0 0 0 25】で25頭出走し、1頭も馬券に絡んでいません。リアルインパクト産駒に関しては、3番人気以下で【0 0 0 12】と上位人気馬以外は軽視しても良い結果となっています。ショウナンカンプ産駒もトータル【0 0 1 18】で馬券に絡んだ馬は1頭のみであり、軽視しても良いでしょう。
内枠の内田博幸騎手、北村宏司騎手、藤田菜七子騎手
1-4枠に入った内田騎手の成績は【0 0 0 25】と1度も馬券に絡んでいません。また北村宏司騎手はトータル【0 0 2 26】と連対はなく、藤田菜七子騎手は【0 1 1 28】と何度か馬券には絡んでいるもののその確率は低く、軽視してもよいでしょう。
単勝10倍超の竹内正洋厩舎、伊藤大士厩舎、林徹厩舎
まず竹内正洋厩舎ですが、単勝オッズが10倍を超えた馬は【0 0 0 15】と1頭も馬券に絡んでいません。伊藤大士厩舎はトータル成績【0 0 2 26】、林徹厩舎はトータル成績【0 1 0 11】とどちらも振るわない成績となっており、軽視してよいでしょう。
まとめ
この記事では、近3年のデータを基に中山芝1200mで買う馬、避ける馬を紹介しました。
まとめると以下のようになります。
買うべき馬
- 3勝クラス以上はダイワメジャー産駒
- 2勝クラス以下はエイシンフラッシュ産駒
- 外枠のダイワメジャー産駒
- C.ルメール×非ノーザン
- 尾関知人厩舎の距離短縮ローテ
- 西村真幸厩舎の遠征馬
避ける馬
- ヨハネスブルグ産駒
- 3番人気以下のリアルインパクト産駒
- ショウナンカンプ産駒
- 内枠の内田博幸騎手
- 北村宏司騎手
- 藤田菜七子騎手
- 単勝10倍超の竹内正洋厩舎
- 伊藤大士厩舎
- 林徹厩舎
少し馬券を買う際の参考にして頂けると幸いです。
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