【ターコイズステークス2022(GⅢ)】過去の傾向やデータから好走馬や凡走馬を考える

重賞参考データ

この記事では、今週土曜日(12月17日)に中山競馬場で開催されるターコイズステークスについて、過去の傾向やデータから好走馬や凡走馬を考え、馬券のヒントになるような情報をまとめています。

ターコイズステークスについて

ターコイズステークスの概要

ターコイズステークスは、12月中旬に中山競馬場で行われる牝馬限定のハンデ重賞です。2015年より重賞となり、2017年かあGⅢへ格付けされました。多頭数になることが多い印象でエリザベス女王杯を回避した馬たちも多く集まります。GⅢへ格付けされてからはスマイルカナやミスパンテールのように重賞路線で活躍する馬がたくさん出ています。ハンデ戦ということもあり大荒れの年もありますが、上位ワンツー決着という年もあります。

コース内容

ターコイズステークスは、ニュージーランドTやフェアリーS、ダービー卿チャレンジTなどの重賞が行われる中山芝1600ⅿで開催されます。中山芝1600ⅿは外回りコースを使用されるため、1コーナーのポケットから出て、おむすび型のコースを1周します。2コーナーをスムーズに回って、向こう正面で良い位置を取るためには内枠が有利となります。中山コースは2コーナー手前で高さが最高点になるため、スタート直後は上り坂になります。2コーナーでの最高点から3コーナーの中間まで一気に駆け下りるため、ハイペースになりやすいです。ゴール前には急坂があるため、バッタリ止まる馬もいますが、逃げ・先行馬の前残りが大いに期待できるコースです。差しが届くには、直線で好位につけられ急坂を克服した瞬発力があることが大事です。

過去の傾向とデータ

データはターコイズステークスがGⅢへ昇格する前のOP時代を含む、過去10年のレースを参考にしています。

人気

ハンデ戦らしく人気薄の好走で3連単295万と大波乱の年もありますが、上位人気のワンツー決着となることも少なくないです。1番人気【3 0 1 6】、2番人気【1 1 1 7】、3番人気【1 5 1 3】、4番人気【1 0 0 9】、5番人気【2 0 0 8】、6-9番人気【1 1 4 34】、10番人気以下【1 3 3 57】であり、上位人気馬以外での勝ちや連対も多い印象です。

所属

所属別でみると、関東馬が【6 3 3 73】連対率11%、関西馬【4 7 7 51】連対率16%であり、関東・関西馬での成績に大きな差はありません。しかし、10番人気以下で馬券に絡んだことのある7頭中6頭は関西馬だったため、関西馬の人気薄には注意が必要です。

年齢

年齢別の成績を見てみると3歳馬【5 5 2 33】連対率20%、4歳馬【4 4 4 32】連対率18%、5歳馬【1 1 3 45】連対率4%、6歳馬【0 0 1 14】であり、やはり3歳馬の勢いが強いです。6歳馬になると勝ち馬、連対馬もいないため、馬券に入れるとしても紐まででしょう。

脚質

逃げ【2 0 1 7】連対率20%、先行【3 3 2 28】連対率17%、差し【3 5 5 49】連対率13%、追込【2 2 2 40】連対率9%であり、逃げ馬は出走頭数が少ないものの馬券に絡んでいるため注意が必要です。次いで先行馬が優勢で、追込馬はやや劣勢な印象ですが、さほど脚質の差はないかと思います。

前走着順

前走着順別にみると、1着【1 1 1 21】連対率8%、2着【2 3 0 2】連対率71%、3着【0 1Ⅰ1 8】連対率10%、4着【1 0 0 6】連対率14%、5着【0 0 0 4】連対率0%、6-9着【1 0 3 27】連対率3%10着以下【5 5 5 55】連対率14%となっており、前走着順は1着で勝った馬よりは2着で惜しくも敗れた馬の方の好走が目立ちます。また10着以下に敗れた馬の成績も比較的よく、前走大敗からの巻き返しも望めそうです。

前走クラス

前走クラスで最も信頼できるのはGⅠ組であり、ターコイズステークスが重賞格上げ後で4勝を挙げています。なかでも出走頭数が多い秋華賞組みでは、ハンデ53-54㎏であれば【2 3 1 7】と安定した成績を残しております。古馬はエリザベス女王杯組が有力で、4歳馬が【1 0 2 1】と好相性です。

斤量

ハンデ戦ということもあり、斤量の違いでは結果に大きく変わってきます。斤量別成績では51㎏以下で【1 0 1 12】連対率7%、52-53㎏【4 5 2 50】連対率15%、54-55㎏【3 3 6 70、】連対率8%、56㎏以上で【2 2 1 12】連対率24%であり、トップハンデの重い馬の成績が良くなっています。

実績

連対馬の延べ20頭中16頭で芝1600ⅿでの勝利歴があり、例外4頭のうち2頭は芝1600ⅿに初出走で、1頭は重賞2着の実績がありました。コース実績でみると中山で出走歴があった馬は述べ13頭であり、このうち11頭に勝利歴がありました。重賞実績ではターコイズステークスが重賞となった2014年以降の連対馬14頭のうち8頭が重賞勝ち馬残る6頭中2頭には同3着以内でした。

データからの予想

先ほど述べたデータから、予想をしていきたいと思います。

本命◎エリカヴィータ

前走10着以下からの巻き返しが馬券圏内の半数を占め、このうち秋華賞組みが【2 3 0 8】と好成績であることから、エリカヴィータを本命とします。

対抗〇アナザーリリック、3番手▲レイハリア

重賞3着以内歴のある4歳馬は、前走2着以下に限ると【1 3 3 7】と半数が馬券に絡んでいることから、〇アナザーリリック、▲レイハリアに着目します。

以降、△ミスニューヨーク、アブレイズ、ウインシャーロット、スカイグルーヴ、ライティアまでをおさえとします。

まとめ

この記事では、12月17日に中山競馬場で開催されるターコイズステークスついて、コース内容や過去の傾向・データ、データに基ずく予想について紹介しました。

まとめると以下の通りです。

ターコイズステークスについて

  • 12月中旬に行われる牝馬限定戦。
  • 多頭数になることが多く、エリザベス女王杯を回避した馬たちの出走が多い。
  • ハンデ戦のため大荒れの年あるが、ワンツー決着もあり。
  • コースは内枠有利。
  • ハイペースになりやすい。
  • 逃げ・先行馬の前残りが大いに期待できるコース。
  • 直線で好位につけられ急坂を克服した瞬発力があることが大事

過去の傾向・データについて

  • ハンデ戦のため大荒れの年もあるが、一方で上位ワンツー決着の年もある。
  • 関東、関西馬で成績に差はないが、10番人気以下で馬券に絡んだ7頭中6頭は関西馬。
  • 年齢は3歳馬が好成績。6歳馬は勝ち、連対なし。
  • 逃げ馬が出頭数が少ないものの勝ち馬2頭、3着1回と成績を残している。
  • 前走勝ち馬よりも、2着で惜しくも敗れた馬の成績が良い。
  • 前走10着以下からの巻き返しが多い。
  • 前走GⅠ組が信頼できる。特に秋華賞組みはハンデ53-54㎏であれば好成績。
  • 古馬はエリザベス女王杯組の4歳馬が有力。
  • 斤量別は、トップハンデの成績がよく、51㎏以下の馬の成績は不良。
  • 芝1600ⅿ戦での勝利や中山での出走歴、重賞での好走歴が重要。

データからの予想について

  • 本命◎はエリカヴィータ
  • 対抗〇アナザーリリック
  • 3番手▲レイハリア
  • 紐で△ミスニューヨーク、アブレイズ、ウインシャーロット、スカイグルーヴ、ライティア

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